知床遊覧船社長の矛盾

知床遊覧船の社長は「事故の責任は国にもある」として、陳述書を提出した。
この社長は以前、原因は私にもあると言っていたが、やはり反省など口ばかりだったようだ。傍観者である私ですら大変腹立たしい言動だと感じる。遺族の方々も、許せないだろう。
確かに、国が昨年の特別監査を適当に流したという点で落ち度があるのは事実だと思う。ですが、事故を起こした責任者が「国にも責任がある!」などとどんな顔をして言えるのだろう。ちょっと、いや大分世間との感覚のズレがあるのではないか。弁護士にそうしろと言われたのかもしれないがこれは「人として」どうなのかなと思う。
このように、自己の中に矛盾を抱えたままでは、何かを語っても口先だけとしか思えない。はやく自分の責任を自覚し反省することが亡くなった方に対する態度だと思う。